スリープについて

Windows7での電源管理では、通常終了のほかにハイバネート(休止状態)、スタンバイ(サスペンド・スリープ)、ハイブリッドスリープ(スリープ)がある。
これらの違いは以下のようになる。

  • ハイバネート
    メモリの内容をHDD(hiberfil.sys)に保存して、すべてのデバイスの電源を落とす。ACPIのステータスS4。
  • スタンバイ
    ACPIのサスペンドタイプによる。
    S1(パワーオンサスペンド)の場合は各種デバイスの通電したまま休止状態に移行する。
    省電力効果はないが復帰が早く、デバイス関連の不具合も出にくい。
    S3(メモリサスペンド)の場合は、チップセットとメモリには通電したままで、その他のデバイスの電源を落とす。
  • ハイブリッドスリープ
    メモリの内容をHDDに保存するほかはスタンバイと同じ。

ちなみに、これらの機能はBIOSやらハードウェア、OSが対応していないと使えない。
ACPI非対応のデバイスに対してこれらの機能を利用すると、S1では平気なことも多いがS3, S4から復帰後に正常動作しなかったりする。

これらの特徴は以下のようになる。

  • ハイバネート
    • 一切の通電がないので、消費電力はない。
      が、実際のところは電源とコンセントつないでいると微妙に電力流れるんでそこだけはある。
    • メモリの内容をHDDに移すので、大容量メモリの低速度HDDだとハイバネート時の時間がかかったりする。
    • メモリの内容がHDDに移っているので、コンセントを引っこ抜いても情報は消えない。
    • OSデータのロード等が省略されるため、起動が速い。
  • スタンバイ
    • S1は省電力効果はないが、S3の場合はチップセットとメモリだけの通電になるので消費電力がごく少量に抑えられる。
      実測値で2Wから5W程度の模様。
      電源コンセントが刺さっているだけでの消費電力を差し引けば、メモリやチップセットによるだろうが1Wから3W程度と思われる。
    • ブレーカーが落ちたりすると通電が途切れるのでメモリのデータが消え、復帰できなくなる。
    • スタンバイ移行はメモリのHDDへの転送が行われないので高速。
    • 復帰もメモリにデータがすでに存在している状態なのでわずか数秒。
  • ハイブリッドスリープ
    • 消費電力はスタンバイと同じ。
    • スタンバイ移行速度はハイバネートと同じ。
    • 復帰速度はスタンバイと同じ。
    • ブレーカーが落ちてもメモリのデータがHDDにあるため、スタンバイと比べると速度は落ちるが、ハイバネートと同等の速度で復帰可能。

とりあえず、ACPI対応のBIOS、OS、ハードウェアを使っているのであれば、これらの機能を使わない手はないと思う。
基本的に最近の周辺機器は対応しているし、対応していないものはかなりレガシーなものだろう。
まず、個人的に一押しはやはりハイブリッドスリープだ。
これは当然ACPIステータスS3で利用することが前提となる。
マイクロソフトと珍しく気が合うことになっているが、Windows7ではデスクトップでは基本的にデフォルトでハイブリッドスリープが有効になっている。
ハイブリッドスリープが有効になっているかどうかを確認するには

スタート->コントロールパネル->ハードウェアとサウンド->電源オプション->コンピュータがスリープ状態になる時間を変更->詳細な電源設定の変更->スリープ->ハイブリッド スリープを許可する

で設定がオンになっているか確認する。
スリープ時にS1で動作するかS3で動作するかはBIOSの設定による。
当然S3推奨、っていうか電源オフの代わりに利用するならS3じゃないと電気くいまくりで話にならない。

ハイブリッドスリープを有効にできない場合はBIOSやらチップセットやらどっかが対応していないと考えられる。
ちなみにノートPCはACアダプタを普段さしているならスリープを選択してもいいだろうが、そうじゃないなら少量とはいえ電力を消費するため、ハイバネートするようにした方がいいだろう。
ただでさえ電源オフで放置していてもバッテリー残量は少しずつ減っていくわけで。

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